地震のときに職員の安全を確認できる手段ができたのは良かったです

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当院は群馬県内に3つある国立病院機構の施設の一つで渋川市にあり、約650名のスタッフが地域医療に従事しています。
お話を伺った方 |
独立行政法人国立病院機構 渋川医療センター
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災害拠点病院として、安否確認システムの導入の早期導入が必要でした

安否確認システム「安否コール」導入のきっかけを教えてください。
小泉 様
当院は災害拠点病院の指定を受けています。拠点病院として、地域の有事に備える必要があり、特に職員の確保が重要です。有事の際に職員の安否確認と招集が可能かを探る中で、「安否コール」という他の国立病院機構でも利用されているシステムを知りました。その後、検討する場を設け、他のシステムと比較した結果、「安否コール」の導入を決定しました。
「安否コール」に決めたポイントを教えてください。
小泉 様
操作性がよく使いやすいといった点ですね。回答なども簡単にできるという点や価格面もありました。他の国立病院機構でも利用されているということもありますが、拠点病院という立場からこうしたシステムの導入を急いでおりました。
導入前の安否確認はどのようにされていましたか?また、想定されている災害はどのようなものですか?
小泉 様
導入前の連絡は電話による方法のみでしたが、実際に運用されたことはありませんでした。想定している災害は地震のみで、水害等は想定していません。
ユーザ登録は手順書自体もわかりやすく、簡単に行うことができました
システムの導入後にやることとして、利用者への周知とユーザ登録があります。どのような方法で進めたかを教えてください。
小泉 様
職員へ周知する前に、まずはシステムにどのような機能等があるかを調べるために10名程度で登録しテスト送信をするなどして機能の把握をし、その後職員全体へのアナウンスをして周知を進めました。登録の強制はできませんが、当初は400名程度の職員に登録してもらえました。
地震があったときのルールなどは決めていますか?
小泉 様
安否コールの自動配信は震度5弱以上で配信されるように設定していますが、院内のルールとして震度6弱以上で自動的に参集するルールにしています。 ただ震度5強程度であれば、安否のみを確認して、特に問題なければ招集はしません。
最初の登録のときのやり方はどのような方法でしたか?手順書を配布して登録してもらう方法でしょうか?
小泉 様
はい、登録手順書を配布して自身で登録してもらう方法でした。最初のテスターの10名も、この手順書を配布して登録してもらいましたが、特に質問等もなく全員スムーズに登録ができました。登録画面も手順書も、簡単でした。IDとパスワードがいらないのが良いですね。全職員にも手順書をメール配布しただけで、登録会等も開きませんでした。 登録にあたって特に「アプリで」のような指定はしませんでしたが、ほとんどがアプリで登録しているようです。安否コールのアプリ版はメールアドレスの登録が必要ないのでアプリで登録する職員が多いのかもしれません。
登録で問い合わせ等はありましたか?
小泉 様
他の医療施設から転職してきた職員がおり、前の施設でも安否コールを使用していたそうです。安否コールの使い方は理解してもらえていたので説明は不要でしたが、アプリ登録をし直すのに手間取ることがありました。アプリを再インストールすることで解決できることを案内し、その後はスムーズに登録が完了しました。
2024年1月1日能登半島地震の時の状況はいかがでしたか?
小泉 様
渋川は震度4でした。この地域の揺れが小さかったこともあってか、回答は少なかったです。 関東甲信越内で震度5強以上という設定にしていますが、もう少し範囲を狭めたほうが良いのか、悩みどころではあります。
手動配信機能について、お聞かせください。
小泉 様
今後、大型連休や休日・時間外などで緊急連絡を行う際にこの機能を活用したいと考えています。例えば、当直者が急遽来られなくなったときに手動配信のアンケート機能で代わりに来られる職員を探すという想定でテストをやってみたことがありますが、問題なく使えることがわかりました。今までは電話で調整していましたが、安否コールのアンケート機能を使用することで効率化できそうなので、運用を検討してみようと思います。
防災訓練についてはいかがですか?
小泉 様
防災訓練は年に一度実施していますが、安否コールの訓練は「定期的にやりたいね」という話が出ており、タイミングを図っているところです。
大きな地震があったときに職員の安全を確認できる手段ができたのは良かったと思っています

満足している点、また課題等ありましたら教えてください。
小泉 様
今までは大きな地震があったときに職員の安全を確認できる手段がありませんでしたので、「もし、そういうことが起こったらどうしよう」という不安がありました。その手段ができたのは良かったと思っています。 課題については、今のところ問題に感じているところはありません。
今後の展望についてお聞かせください
小泉 様
本来であればユーザ登録率100%ですね。現在90%ほどですが、登録にあたって電話番号やメールアドレスなどの自分の情報が漏れたりしないか、不安な職員がいるようです。ただ、安否コールのセキュリティは万全だと聞いているので、職員には安心して登録してもらえると良いです。安否確認の必要性の理解を伝えながら、職員全員が登録できるように地道に進めていこうと考えています。
当社への要望などがありましたらお聞かせください。
小泉 様
特にはありません。困ったことがあっても、連絡すればすぐに対応してもらえるので、非常に助かっています。

社名 | 国立病院機構 渋川医療センター |
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診療科 | 呼吸器内科/循環器内科/小児科・重症心身障害児(者)/血液内科/消化器内科/内分泌・代謝内科/緩和ケア科/精神腫瘍科/呼吸器外科/消化器外科/脳神経外科/整形外科/泌尿器科/皮膚科/乳腺・内分泌科/眼科/麻酔科/放射線診断科/放射線治療科/病理診断科/救急診療科/歯科口腔外科 |
利用規模 | 700名 |
サイト | https://shibukawa.hosp.go.jp/ |
業種 | 医療・福祉 |
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課題 | 緊急時の連絡手段がほしい安否確認の手段を探している |
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